夏休みの終わりに

もうすぐ夏休みも終わりだなあ、と部室で呟いたら、そのときいらしていた社会人のベースの方(お名前失念)に「え、まだ夏休みか、そうかぁ」と言われ、妙にもの悲しい気分になる。ため息をつく。あんなに長かった夏休みに、僕は何をしたんだろう?
夏休みにしたこと:

  • 高校の時の部活の手伝い
  • ジャズ研の合宿
  • 帰省〜墓参り
  • 定禅寺ジャズフェス
  • 麻雀(さっきまでしていた)
  • 読書(ほんの少しだけ)

夏休みにできなかったこと:

  • 勉強
  • フレーズ練習
  • 自分のバンド練

なんだか小学生の夏休み反省文みたいになってしまったが、まあ心境としてもそれに相通ずるものがある。勉強をしなかったというのはあまり後悔していないが(もちろん後で後悔する可能性は十二分にある)、楽器の練習はもう少ししておけばよかったかなとは思う。それと麻雀ももっとしたかった。1週間に1〜2回というところだったか。授業が始まったらもっと少なくなるだろう。・・・。
僕は夏休みというものが当たり前のものであるという考え方を、そろそろ改めなければならないだろう。もう残りの夏休みは来年の分しかないのだ(下手をするともう1回もらえるハメになるけど)。僕は日本という国で生活していることを本当に幸運だと思っている。夏という素晴らしい季節に1年に一度めぐり合えるということ、また日本の教育システムがその季節に長期休暇を割り当てているという理由から。もう夏休みの無い夏なんて想像できない。僕はまたため息をつく。こうして、僕の夏休みはもうすぐ終わりを迎えようとしている。まるで見えない何者かに背中を押されるように。