観念

昨日、職場の昼休み中に某電気街の某ビルのタワーレコードへ行き、あるCDを購入。
UA × 菊地成孔

cure jazz

cure jazz

今まで菊地成孔はどうも好きになれず、CDを買うまでには至らなかったのだけども。
UAがジャズを歌うということで、まあ聴いてみようかと思った次第。


先に結論から言うと、とても面白い。
1曲目の「Born to be blue」は耳あたりのよいアレンジ。
ストリングスがエロい。
でも、しっかり細かい音楽的仕掛けが随所に見られて、単なる素人向けな音楽ではない印象。
菊地氏のサックスは……あ、うまいんですね、この人。
避けてきたこれまでの自分に軽く説教。


2曲目「Night In Tunisia」、3曲目「Over The Rainbow」といった超スタンダード曲の解釈もなかなかひねっている。
というか、ひねりすぎ。
特に「Over The Rainbow」は、原曲を知らないと前半がかなりキツい時間になるような気が。
「普通じゃ面白くないだろ?」というメッセージが伝わってくる。
こういうのがジャズには大事なのだな、と改めて実感。


ただこのCDが3000円もするという事実には、やや納得がいかん。
他のジャズCDが2000円で買える時代に、とか何とか思ったり。
財布にお札がうなってる人、ぜひ買ってみてはいかがでしょうか。