最近読んだ本

レポートの終わったことだし、ぼちぼちと積みっぱなしの本を消化していこうかな、と。

高校生の時、図書室から借りて読んだ本。そうそう、帰りの電車の中で読んでたなあ。当時は何もわからなかったけど、今なら大体わかる。こういうのってなかなか気持ちいい。

やっぱり新書のベストセラーは読まないとえらく損する。
前者はとにかく「今」読まないと意味が無い。本人が直接書き上げたのではなく、彼の話を起こしてまとめたものだ。文章は口語体なので理解しやすく読みやすいが、その分内容が断片的でまとまりが無い。まあその分を差っ引いても、この本ほど読後に「いい本読んだな」と思わせてくれる本はなかなか無い。この人の論は非常に明快で、それでいて非常に魅力的で、もう双手を挙げて付いていきたい気にさせるが、そこはぐっと踏みとどまって「ひょっとしてこいついい加減なこと書いてんじゃねえの」と批評する目を持ちながら読んでいくのが良いと思う。そうするかどうかが、結局のところこの人のいう「バカの壁」なのかも。
後者はとにかく「お前ら、本読め、本読め、つべこべ言わずに読めー」、な本だ(冗談抜きで)。この本を読むと、すごくアジテートされる。内容はすごく偏ってるのだが。結局はAmazonの一番最後のレビュー(ISBNのリンクからから飛べます)の通りかもしれない。
なぜ今回こんなに長々と感想を書いたかというと、「読書力」に「読んだ本の内容は人に説明しろ。そうすれば自分でも忘れなくなって得だ」というようなことが書いてあったからです。
ちなみに新書の売上ランキングはこちら。
http://book.asahi.com/ranking/index.php?id=2