森山〜東京JAZZツアーその1

車で岐阜までは8時間ぐらいかかりましたかね。土曜日は森山威男を観てきました。
会場は1000人ほどのホールでしたが、山下洋輔板橋文夫、井上淑彦らが来るとあってか、ほぼ満員。

演奏の方は、まずピアノレスの一発の高速キメキメ4ビート、そして板橋をフューチャーしての「サンライズ」「渡良瀬」。休憩を挟んで森山と山下のフリーデュオ、「キアズマ」もやっていた。そしてピアノが田中信正に代わって3曲ぐらい一発とバラードを演奏して本編は終了。
アンコールではまずフロントとベースの立っていた山台が運び去られ、板橋と森山のフリーデュオが始まった。ドラムソロを挟んでピアノが田中にチェンジ。次は山下にチェンジかと思っていたら、何とステージの反対側から山下が座ったピアノがもう一台出てきて、ダブルピアノのフリーが始まった。元からあったほうのピアノでは板橋と田中が連弾でぐわっしゃぐわっしゃ弾いていた。このエネルギーはどこから来るんだろうな、と感じる。最後に田中と森山のデュオで「グッドバイ」をやって終了、ベタだな。

いやいや、CDで聴いたあの怒涛のドラミングが目の前でじかに再現されると(もちろん本当は逆なんだけど)、流石に震えます。素晴らしい。森山信者が多いのもうなずけます。
音川英二と井上淑彦はやっぱり上手かった。音川はとにかく八分音符フレーズをずっと吹いていてやや単調だったかなと思ったけど、でもそのテクニックの凄さに圧倒された。井上は円熟味を帯びた演奏。
公演終了後、楽屋に行って森山威男のサインをもらってきました。ジャズ研の部室に飾っておきます。