忘れてたってば

大学の図書館から電話があった。とっさに「延滞してる本は無いはず…」と思ったのだけど、用件は「リクエストしていた本を図書館で購入したので取り置きしておきます」とのこと。わざわざ電話してくれるのか、なんて親切なんだろう。それにしても自分のビクビク小市民っぷりが笑えてきます。
リクエストしていたのは三浦雅士関連の本を3冊。でも『青春の終焉』(講談社)ISBN:4062107805ったんだよなあ。高かった。でもこの本はとんでもなく分厚いので、買わなかったら結局読まなかっただろうな(笑。
分厚い本と言えば、夏休み中に、この本を読んだ。

700ページ超の大作。読むのに2日間かかった。両性具有の主人公が様々なレベルで物語を語っていく。3世代にわたる一大叙事詩。内容もさることながら、この本のいいところはとにかくボリュームがあるということ。「長編小説は長いことに価値がある」って言ったのは誰でしたっけね? この本も少し値が張るけど十分に元は取れる。解説は柴田元幸。ちなみに僕の今年の個人的良書ベスト5に入ることが既に決定している(笑。
もうすぐ読書の秋、ですか。…それにしても卒論の準備が(泣。